a-blog cms 2.5 β1 の衝撃をレポート
a-blog cms の最新版のβが出たと連絡があったので、とりあえずどんなことが起きているのか、試してみる。
気になっているが触れてない人など、参考にどうぞ。
ただし正式版までにどうなるかはわかりませんが。
レイアウトモジュール
何と言っても今回の一番の目玉機能かなと思う。
なので、とりあえず使った感じをレポートします。
事前に聞いていた通り、「レイアウト」というボタンを押すと、いきなりトップページのレイアウトを編集可能になった。
Layoutが使われているトップページの該当箇所はいたってシンプルで
<!-- BEGIN_MODULE Layout id="testLayout" --> <!-- BEGIN display --> <!--#include file="/include/layout.html" --> <!-- END display --> <!-- BEGIN edit --> <div class="acms-container"> <!--#include file="/admin/layout/edit.html"--> </div> <!-- END edit --> <!-- END_MODULE Layout -->
こんだけ。
displayとeditって二つのブロックがあるだけですね。
そして、admin/layout/edit.html はテーマ内に見つからない。systemテーマにあるようだ。そこには編集のメニュー画面部分らしきコードが書かれていた。
。。。となると、どうやら表示は /include/layout.html がすべてのようだ。
テーマ上の話は一旦置いといても、しかしこれじゃ、謎が解けない。
管理画面にはtestLayoutというモジュールIDは無いし、そもそもモジュールID作成の選択肢にLayoutも無い。
気になったのでDBを直接見てみたら、acms_layout_grid というテーブルがあって、そこにはIDが記録されていた。
うん。・・・もしかして勝手につけていいのか?
勝手にtestLayout2と名前を変えてみると、ちゃんとレイアウトなしの状態で動くし、保存できた。
これはお手軽だ。好きなページにこのテンプレートを貼り付けて、IDを勝手につけるだけで動くんだ!
でも、もしかしたらどこかにIDのリストが見れるところは欲しいかもしれない。
そしてテンプレートの秘密
とりあえずカスタムでこのレイアウトのブロック的なものを放り込みたいので、試しに適当なモジュールIDを作る。
今度はトップページでブロックを追加してみる。
モジュール選択の画面ではIDが出ているので、素直にそのまま選ぶだけで使える。
簡単だ。
さてこっからが問題。
この配置されるテンプレートはどうやって編集すればいいのかという謎だけど、テーマを眺めてみると明らかにあやしいファイルがいた。
include/module
というところ。モジュール名とモジュールIDでファイルが作られているように見える。
もう明らかにここだろってことで、早速自分のさっき作ったモジュールIDでファイルを作ると
ちゃんと表示された。
なんだか拍子抜けする簡単さ。いままでのa-blog cmsの流れに近い、決まったルール通りの場所にファイルがあれば勝手に適用って感じなのだろうと思う。
しかもこの方式ならテーマの継承とかも使えそうだ。すごい。
国際化対応
国際化対応できるようになった。
残念ながら今回のβ1ではpotのダウンロードがうまく動作していないようで、試せていないけど、流れとしては
- potファイルダウンロード
- 対象言語のpoファイル作成
- moファイルにしてアップ
という一般的な国際化手順と同様に進められるようだ。
管理画面の微妙な修正箇所
モジュールID作成の画面
ボタンが一つになった。
ここは以前は「条件設定」と「表示設定」に分かれていたところだ。
じゃ、それらの設定はどこに行ったのかというと、この設定に入ったところにタブができている。
だんぜんこの方が使い易い。
前のUIだといちいち一覧画面に戻らないといけなかったから。
モジュールIDの設定画面
さらにこの設定画面内の、ID指定などのフォーム部分。
フォームに直接値を入れるのではなくて、ID選択を主にしてる(横の編集アイコンで手入力もできる)
これも良くなったところだけど、エントリーIDもちゃんと選択ボタンがついた。(前回までなぜかなかった)
それに、ちょっと前からカテゴリの複数指定ができるようになってたんだけど、これも入れてればバツボタンで簡単に削除もできる形で実装されている。
だんだん細かいところで良くしようと頑張ってくれているのが伝わる。