a-blog cms でフォームが送れない時に確認すべきこと
最近めっきり寒くなりました・・・というか突然寒くなりました。
さて、12月。
Advent Calendarの時期ですね。
今回は「フォーム」について。特にうまく送信できないトラブルにお困りの方へ。
なお、この記事はa-blog cms Advent Calendar 2014 - Adventarへの寄稿です。
例として、メール、名前と連絡内容だけを送信する単純なフォームをつくってみると
こんなやつね
HTMLソースは最終形としてはこのようになります。
最低限動くところまでですが、まず注意するところは通常よく使う「モジュールID」と違ってフォームIDは
<input type="hidden" name="id" value="contactForm" />
の形式でHTMLのフォームデータとして渡します。(公式のサンプルを見たら毎回入れてあるのでそのように書きましたが、実際には最後の「送信」のフォームに付いていれば動くはずです。)
・・・未だにたまにFormモジュールにidを書きたくなります。
複数の画面を渡って行くときにstep#reapplyのようなstepを指定するブロックで表示する画面を指定します。
これらも、サンプルではよくあるパターンで書いていますが、実際には好きな名前で指定できます。
ただ、画面遷移にあたって送信ボタン( type="submit" )のname指定と、formの送信先( action )、フォームのstepの値に注意が必要です。
フォームの送信先(formタグのaction属性)には step=***という指定で、このデータを送信する先を指定しています。a-blog cmsではここにはそのフォームを送信した後に「バリデーションなどでエラーがあった場合」に表示されるstepを指定します。
フォームデータとしてのstep(のように記述される部分)には本来遷移したい次の画面、つまりはバリデーションエラーがなかった場合に進むべきstepを指定します。
何も問題がなければこのフォームデータ側のstepに画面は進んでいくことになります。
そしてsubmitボタンのnameにはそのデータを処理するpostモジュールの名前が書かれています。ここは普通に利用するときには決まったルール通りに記述すれば問題ありません。
- データを送り次の画面へ進めるには ACMS_POST_Form_Confirm
- 戻って修正するなどの移動のみの処理には ACMS_POST_Form_Chain
- 最後の確定・メール送信時には ACMS_POST_Form_Submit
となっています。
これらの指定の関係は図にするとこのような感じです。
最初のstepと次のreapplyでの指定がreapplyとconfirmで一致しているのは、いずれの画面もエラーならreapplyであり、成功すればconfirmに進みたいからです。
そしてreapplyからconfirmへは一方通行ですのでaction側の指定はなくてかまいません。
独自にステップを増やしたりする場合は、特にこのようなルールを把握してくとよいでしょう。
これで実際に動作を確認してみて、送信できないって場合の確認事項
フォームID(管理画面)
- フォームIDが作成できているか?・・・そもそも作り忘れてたりしないか?
- メールテンプレートのパス指定が間違っていないか
- ファイルをちゃんとアップできているか
テンプレート
- フォームIDの指定が間違っていないか? フォームIDは管理画面からコピペしよう(typo防止)
- ポストモジュールの指定は間違っていないか
トラブル内容確認
- テンプレートファイルの指定ミス、アップミスなどの場合、投稿数は増えるのにデータ一覧に何も出てこないという現象がおきる
- 画面がからっぽ? stepの指定にミスがないか確認
- 完了画面に行くと画面がからっぽの場合、step指定のミス以外に2系以降では確認画面にconfirmという名前をつけることが必須になっているので注意
確認するには?
- BEGIN step#forbidden ブロックを追加して、内容が表示されるか見てみる
- BEGIN error で何か出てないか見てみる
・・・といったところでしょうか。最近詰まったというか、毎度フォーム周りで詰まるので、まとめてみましたが、あまりすっきりまとまってないな・・・そのうちもうちょっと綺麗に説明できるようにがんばります。
あ、他にも送信できなかった時に気をつけることとかあれば教えて下さい。